「ブランドアクティベーション室」とは、何ですか?

2019年10月にスタートした新しいチームです。ブランディングを軸に、ピクシブの海外展開を推し進めています。
サービスやプロダクトを海外に提供していくにあたり、様々な障壁があります。英語や中国語等への翻訳も重要ですが、そもそも国によって「イラスト」という言葉から人々が想像するものは大きく異なります。文化や背景が異なれば、プロダクトの価値の伝え方も異なります。法律や税制が違うアメリカではリスクの扱いも異なりますし、市場の構造やプレイヤーの状況も異なります。
社内横断チームとして、海外展開に関わる問題を解決して、ピクシブの海外事業を成功へ導く活動を行うチームになります。

どんなメンバーで構成されていますか?

ピクシブはここ数年、海外への事業展開を見据えてグローバル人材の採用を行っていました。社内にいた海外向けマーケティング、ブランディング、ローカライズ、法務など様々な専門性を持つメンバーを集めてチームを結成しました。
今のところメンバーは10名もいないのですが、かなり多様なバックグラウンドを持つ人間が集まっていると感じています。「サブカルチャーが好き」というところ以外にほとんど共通点はなく、国籍も言語も住んでいる場所も考えていることも、すべてがバラバラです。
けど、みんなそれぞれに強い想いがあり、互いを尊敬する気持ちがあります。僕自身も、そんな彼ら彼女らとの仕事にやりがいを感じています。

川田さんはもともとエンジニアだったのですね。

ピクシブへはエンジニアとして入社し、しばらくはBOOTHという通販サービスの開発に関わっていました。素晴らしい作品がより多くのファンに届くようリニューアルを主導し、今のBOOTHの基礎となる体験作りを行いました。
純粋なエンジニアとしてピクシブに関わっていたのは最初の1年半くらいで、その後はマネージャーとして事業作りや組織の改善という形で関わるようになりました。エンジニアとかプロダクトマネージャーとか、あまりそういう職種にこだわらず、会社やプロダクトの成長につながる事に取り組めればという気持ちでした。
事業の面では、pixiv Sketch、マストドン(オープンソースSNS)インスタンスPawoo、pixiv Sketch LIVE、VRoidなど、主として新規事業に関わってきました。新しいサービスを提供することにチャレンジし続けていました。
一方で、組織の面では、技術力評価の仕組みを整備したり。オウンドメディア「pixiv inside」を立ち上げたり、エンジニア向けにハッカソンや勉強会を企画したり、技術コミュニティ主催のカンファレンスへスポンサーする制度を整えてきました。組織のブランディング活動を支えていました。

そもそも、なぜピクシブへ転職しようと思ったのですか?

以前は大手通信インフラの会社に勤めていました。日本のインフラを支えてると胸を張れる仕事で、会社にも不満はありませんでした。でも、30歳を目前にして、自分にもっと向いていること、自分が一番「世の中にバリューを発揮できること」で世の中に貢献したいと考えるようになりました。
そこから、自分のスキルや経験がインターネットの事業に向いていたことや、自社サービスに本気で取り組んでみたいという想いの高まり、そして、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」という企業理念と出会ったことがきっかけで、ピクシブに強く惹かれるようになりました。

海外事業を任されるようになったのは、なぜですか?

ここ数年は、ひたすら新規事業ばかりを手掛けてきたので、それまでの実績やマネジメント力が見込まれたのだと思います。2019年は技術でなくビジネスの世界で新しいチャレンジをしよう、新しい事業を創ろうと決め、周りにも宣言していました。そこにタイミング良く、海外展開の機運が高まってきたこともあり、ブランドアクティベーション室の組織作りから任されることになりました。

海外展開の課題と、戦略について教えてください。

ピクシブが扱ってきたコンテンツは、イラストなど言語に依存しないものが多いこともあり、あまり強力なプロモーションを行わなくても、海外からアクセスされる状況にありました。しかし今後はアメリカや台湾など、それぞれの地域の文化や制約に上手くプロダクトをフィットさせつつ、戦略的にブランディングやプロモーションを行っていこうと考えています。
今は、リサーチやテストマーケティングがメインで、どんなユーザーをターゲットにするのか、どういう人を楽しませたいのか、そこから考えています。

海外展開の勝算はありますか?

海外展開をしっかりやり切れば、ピクシブは10倍成長できると考えています。東アジアではすでに多くの地域で、日本のアニメや漫画を発祥としたサブカルチャーが愛されています。世界的な動画配信サービスも日本のアニメ配信に力を入れていて、アメリカやヨーロッパでもサブカルチャーのファンが増えています。ピクシブが日本にとどまっている理由はありません。勝算は高いですね。それに、日本発のプロダクトで世界ナンバーワンを狙える貴重なチャンスであると感じてもいます。

海外で、実現していきたいことは何ですか?

クリエイター向けのブランディングです。ピクシブのプロダクトには、サブカルチャーの世界で活躍するクリエイターが、世界で一番集まっている。これは他にはマネできない強みだと感じています。海外にも、その優れた点を適切な形で認知させたい。ピクシブと関わることで仕事が得られる、プロになれるといった、ステージを上がる体験を、未来のクリエイターに対して認知させていくことが求められています。

入社して4年、ずいぶん濃い時間を過ごして来ましたね。

エンジニアとしてコードを書いたり、新規事業を立ち上げたり、組織の改善に関わったりと、いろいろな経験をしてきました。本当に、退屈な仕事は一つもありませんでしたね。人の3倍のスピードで駆け抜けてきた自負はありますし、会社や社会が許せば、無限に働いていたいと思えるほど、好きなこと、興味のあることに取り組めています。

ピクシブへ入社を考えている方へのメッセージをお願いします。

今のピクシブで働けば、グローバルでナンバーワンを目指す、という貴重な経験を積めます。アメリカや中国に様々な分野でナンバーワンを奪われつつある中、日本にはサブカルチャーという強みがある。しかもそれは、ハリウッドさえも凌駕するほどに成長し続けています。その中でピクシブが、強烈にユニークな立ち位置で存在しているのです。
日本発のプロダクトが世界中の人々から愛されるなんていう経験、今の時代はなかなかできることではありません。一度きりしかない貴重な人生を、そういうことに捧げてみてはいかがでしょう。

今は、「チャンス」の時代なのですね?

インターネットは、今が最もオープンで、最高に楽しめる時期だと思います。今後は国際情勢の変化や規制の強化などにより、ネットの世界の自由は少なくなってきています。好き放題に世界中の人と繋がり、自由に情報へアクセスできるのは、今が最後だと思います。グローバルでナンバーワンなんて、そんなことは今だからこそ言えることなんですよね。
それを楽しまないのは、もったいないと思いませんか?