そもそも入社のきっかけはなんですか?

僕は専門学校出身ですが、執行役員の坂上が僕と同じ専門学校の同級で、、その友人ということで前代表の片桐のことも知っていて、フレンドリーにニックネームで呼んでいました。当時の片桐は今と変わらず、昔からシステム上のことなどでも、よく気がつくタイプで。Webサービスにふれていたというのもあって、知見もありました。その後片桐が会社を立ち上げて、まだ会社の方向性も決まっていなくて、何か面白いことをやろうという感じで映像の制作や曲を作ったりもしていました。そんなときに「掲示板のシステムをつくってくれないか?」と声をかけられて、彼となら面白いことができそうだなと快諾しました。

最初はどんな仕事をしていたのですか?

入社したのはpixivのサービスが立ち上がる前です。当初はWeb制作や受託仕事が中心でしたが、私が入社した2007年頃がちょうど自社サービスへと移行していた時期でした。専門学校時代はゲーム学科を専攻していて、プログラミングや3Dなどを勉強していたので、最初はプログラミングを担当していました。

現在は、インフラなどのハードウェアを担当されているそうですが?

インフラ担当になったのは実は入社して結構経ってからですね。インフラは学校では学んでこなかったので、大変そうだなというのと同時に、やりがいがあるという印象でした。携わるデータがとにかく大きいので、日本でも、なかなか経験できないレベルの体験ができるんじゃないかなと思います。pixivはトラフィックも日本でも上位に位置していますし、ブックマーク機能のデータ一つをとっても桁が何億にもなります。ビッグなデータですよね。この先、リコメンダーの機能に、あるユーザーがブックマークした傾向をもとに「この人もオススメ」を出すという機能がありますが、この先、そういう大きなデータを用いていろいろなオススメをつくるなんていうのも面白いんじゃないかなと思います。ピクシブはオンプレミスで、自社サーバで管理をしていて、クラウドや外部のサービスを殆ど使っていません。ほぼ全てのことを自分たちで用意しているし、そういったコアな部分に触れる機会は、なかなか他の会社ではないことだと思います。

完全に自社でやることへのこだわりはなんですか?

外部を使わないのはコスト面もありますが、自分でさわってみたいし、ノウハウも蓄積できるからです。新しい技術を自分たちで使えるのが面白いですね。最近では、クラウドもさわりだしています。外部で提供しているサービスもうまく取り入れて、突然の負荷に耐えられるような対策をたてたり。クラウドをやりたい人もいるでしょうし、そういう幅広いサービスに携わることができる可能性があるのは、ピクシブの良いところだと思います。

インフラリーダーの役割とは?

インフラチームは人数が少なくて、マネージャーと私と他4人の計6名です。仕事は、各自の得意分野を中心に割り振っています。例えば、マネージャーはオールマイティにできるし、僕は検索のシステム、他の人は画像変換のサービスというふうに。インフラについてはサービス全体の知見が多いのでチームのレベルはとても高いです。

技術者として働くうえで環境はどうですか?

土日に仕事をしたくないので、ピクシブには金曜日にシステムの変更をしないというルールがあり、インフラチームも金曜には変更しません。そういう方針をつくれるのは自社開発のエンジニアの良さだと言えます。エンジニアとしては本当に働きやすい環境です。

今後の目標は何かありますか?

もともとゲーム学科出身なので、ゲームに携わりたいという思いはあります。

ピクシブの魅力はどんなところですか?

言ったことが通りやすいというところです。みんなサービスが好きなので色々な意見が出てきて、それが伝わって「やろう!」となる。スピード感があります。インフラでも「使ってみたい」というとすぐに「やってみれば」という話になるので、妥協しなくて済みます。あとはハード面です。新しい通信方法も試せるので、「どこか使えるかな」と検証できるのもいいところです。ピクシブは離職率も低いので、長く働いていると仲間ができます。みんな優しいし、仲がいいですね。みんなでランチに行ったり、コミュニケーションを大事にしているところでしょうか。

最後に、追川さんにとって「つくる」とは?

ユーザーのために「つくる」ということです。私がつくっているのは、ユーザーの障害を減らすためです。検索のスピードが数ミリ秒上がったとか。負荷が減ったとか。それでユーザーのストレスが減って、安心が増えるということです。僅かで目には見えないものですが。そういう小さな積み重ねがグラフに現れて、負荷軽減になって可視化されるときに「やった」となります。それがユーザーの満足度や会員数と比例して、サービスの価値につながっていけばいいなと思います。