「好き」を原動力に、さらなる可能性を切り拓く。
Pixiv Division Pixiv Section 開発Unit
兼 Business Integration Division 開発推進 Section 新規事業開発Unit
東京工業大学 2021年4月新卒入社
現在の業務内容を教えてください
2021年に新卒で入社し、現在は主にpixivの開発を行っています。入社時はエンジニアリングがメイン業務でしたが、現在は、フロントエンドエンジニアとして機能の追加・改修を行いつつ、PdMとして追加機能の企画立案から推進までを担当しています。直近では、2025年2月にリリースした「ログイン限定公開」機能や、2026年2月にリリースした新しい検索ページの開発において、メインPdMとして企画からリリースまで主導しました。
学生時代どのようなことを勉強されていましたか?
大学では情報工学を専攻し、手描きアニメーションの制作支援について研究していました。テーマは、パースをあえて崩した非写実的な手描きの背景画に対し、3Dモデルなどの投影像を違和感なく合成する手法の構築です。 幼い頃からアニメが好きで、創作分野に興味があったため、この研究テーマを選びました。
プログラミング技術の基礎を学んだのはサークル活動でした。部内向けのWeb開発を通じて、初めて自分が制作したものを人に使ってもらう経験をしました。ユーザーである部員から直接フィードバックをもらったことは、今に繋がる貴重な経験となっています。
ピクシブに入社を決意した理由を教えてください
pixivは小学6年生の頃からよく利用していました。入社を意識したのは、大学3年生のインターンシップで「pixiv小説コース」に参加したことがきっかけです。 職種による壁がなく、全員がフラットに意見を出し合える環境に驚きました。そのときに「ここで働けなかったら就活をやめて大学院に進もう」と決意するほど志望度が上がりました。
また、ユーザー目線でさらなる可能性を感じる部分が多くあったことも魅力でした。私はpixiv小説を利用していましたが、当時はイラストに比べて小説機能は、まだ発展途上と感じていました。投稿時に選べる小説表紙の種類やレコメンド機能など改善できる余地が多くあると考えていました。ユーザーとして愛着があるからこそ、より良いサービスにしていくために作り手になりたいという気持ちで入社を決めました。
入社後はどのような業務からスタートしましたか?
最初の3カ月間はpixivFACTORYの開発チームでOJTを受け、開発の基礎を学びました。その後、新卒に向けて行われる人事からのヒアリングで「小説が好き」という熱意を伝えたことが通じたのか、pixiv小説チームへの配属となりました。当時は専任のフロントエンドエンジニアが不在だったこともあり、希望が叶い、とても嬉しかったです。その後3年ほど小説の機能改善に携わり、2024年からpixiv全体に関わる開発を行っています。
印象に残っている仕事について教えてください
入社1年目に取り組んだ、pixivに投稿した小説を本にできる「pixivFACTORYでつくる」機能の開発です。このプロジェクトは小説チームだけでなく、pixivFACTORY、デザインを担当するコミュニケーションデザイン室、プロモーション担当など、様々な部署が連携するものでした。私は補佐として関わり、先輩PdMの仕事を間近で見つつ、デザイナーとの制作進行や他部署との調整業務を行い、大規模な開発の進め方を学びました。
その後、先輩から業務を引き継ぎ、機能アップデートを担当することになりました。ただ、リリースからしばらく経過した後は利用率が伸び悩み、機能の開発以上に、ユーザーに使ってもらう難しさを痛感しました。そこで改善策を練り、「選べる表紙」の追加や「シリーズをまとめて1冊の本にできる機能」を実装しました。その結果、ユーザーから「使ってみたい」という声をいただいたときは、サービスの可能性を広げられた大きな達成感がありました。

ご自身が所属する開発Unitについて教えてください
メンバーは約20名で、そのうち約15名がエンジニアです。加えて、学生のアルバイトも数名所属しています。業務はプロジェクトごとにPdM1人、エンジニア2人、デザイナー1人のように少人数のチームで動きます。
リモートワークのメンバーが多いですが、テキストコミュニケーションが活発なので困ることはあまりありません。また、職種の壁が低いのも特徴です。エンジニアとPdMを兼務するメンバーが多く、投稿企画と連動してプランナーと仕事をするなど、越境した連携が文化として根付いています。多様な視点により、難しい企画や開発も実現できるため、プロダクトとしての選択肢が広がる環境です。
エンジニアから見たピクシブの魅力を教えてください
裁量が大きいところです。技術的な判断が現場に任されているので、意思決定が速く、その機動力の高さがモチベーションの維持に繋がっています。同時に、質の高い判断のために部署を越えて情報共有する場もあり、自由と責任のバランスが取れた環境だと感じています。
また、プロダクトに対して強い思い入れを持つエンジニアが多い点も魅力です。「技術は理想のプロダクトを実現するための手段」という共通認識が社内にあり、手段としての技術研鑽も非常に重視されています。中途入社のメンバーから「ピクシブでは『どう作るか』という技術論以上に『何を作り、どんな体験を届けるか』の議論が中心で驚いた」との声を聞くほど、ものづくりへの情熱に溢れた職場です。
エンジニアとしての業務の面白さはどこにありますか?
プログラミングの根源的な面白さでもありますが、複雑な画面の挙動や機能を実装し、書いたコードが意図した通りに動いた瞬間が楽しいです。新機能のリリース後に、ユーザーからポジティブな反応をいただけた時は特に「頑張って良かった」と嬉しい気持ちになります。
また、pixivにはサービス開始当初からのコードが残っており、歴史を読み解きながら開発を行う作業は、過去から現在への積み重ねを追体験するような感覚があり、歴史のあるpixivならではの面白さもあります。
スキルアップのために行っていることはありますか?
「未経験の領域に挑戦してきたことの積み重ね」が今のスキルにつながっていると感じます。職種や年次の壁がなく、挑戦の機会が豊富にあるピクシブの環境だからこそチャンスがあればまず飛び込んでみるということを心がけています。
チームにも、新しいメンバーにはチャレンジングな役割を任せて成長を促す文化があり、私自身もその環境の中で育ててもらいました。常に「自分ができることの少し上」の課題に取り組むため必死でしたが、本当に困った時には必ずサポートしてくれる体制があると分かっていたので、安心して挑戦できました。
また、周りに技術力の高いエンジニアが多く、求められる水準が高いことも成長を後押ししています。例えば、日々のレビューや議論を通じ、プロダクトとして満たすべき品質や設計思想を学ぶ機会が非常に多いです。
今後の目標や挑戦していきたいことを教えてください
小説機能の存在感を、より強めていくことが目標です。年々改善を進めていますが、可能性はまだまだあると思っています。長年開発に携わった経験を活かして、ユーザーにとって「自分の居場所、ホームのように感じられるサービス」を目指したいです。
個人としては、PdMとエンジニアとしてのスキルを磨き続けたいです。技術の進歩で、開発とプロダクトマネジメントの境界線はどんどん薄くなっています。だからこそ、「プロダクトを作るために必要な技術を網羅的に持っている人」を目指し、貢献の幅を広げていければと考えています。









