ピクシブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:國枝信吾、以下ピクシブ)は、2021年4月26日(月)から完全招待制プロダクト開発オンラインカンファレンス「PIXIV DEV MEETUP 2021」を開催しました。
ピクシブは『創作活動がもっと楽しくなる場所を創る』をミッションとし、世界中の人々に創作活動の場所を提供するために様々な事業を展開しています。
本カンファレンスでは、私たちが普段よりお世話になっている方、これからお話したい方をご招待し、ライブセッションをはじめ、さまざまなイベントを通して、ピクシブのメンバーとプロダクト開発における知見、組織文化を共有することをテーマに、Discordと本カンファレンス専用に自社開発した配信プラットフォームを会場に開催しました。
交流を大切にしたカンファレンス設計
一昨年は東京カルチャーカルチャー、昨年は新宿BLAZEという、個性的なリアル会場での開催で、熱気あふれるライブのような盛り上がりを見せた本カンファレンスですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響と地理的な制約を無しにした交流を狙いとして、完全オンラインでの開催に踏み切りました。
一般的にオンラインイベントではリアル会場に比べて盛り上がりを共有する難易度が高いため、先行カンファレンス事例や、2021年1月に開催したデジタル上のフルオンライン同人誌即売会「NEOKET(ネオケット)」から知見を得て、低い交流ハードルで楽しめるように実施方法やイベントの内容に工夫を行いました。
まず、ライブセッションの前後約1ヶ月という長期間にわたってDiscordサーバーを開放し、社内の雰囲気を深く感じられるようにしました。Discordサーバーはライブセッションに関するディスカッションや質疑応答の会場として、またプロダクト、技術、デザイン、趣味要素など様々なイベントとチャットを通じて、社員と参加者との気軽なコミュニケーションを行う場として運営しました。
参加者からは、「仕事も遊びも大切にする文化が手触りで伝わった」「いかにプロダクトのバリューを大事にしているかが分かった」「文化や思いが詰まっていてとても良かったと思いました。」「セッション配信時に実況チャンネルでゲストと社員とが一緒に盛り上がることができて良かった」等の声が寄せられました。
■バーチャルオフィスをDiscord上で再現
ピクシブの事実上のバーチャルオフィスであるSlackのチャンネル構成をもとに、Discordサーバー上にプロダクト別、趣味別、職務分野別チャンネルなど数十種類のチャンネルを予め用意し、気になったテーマで気軽に話に加われるようにしました。また、参加者自身がチャンネルを作成することも可能で、バリエーション豊かなチャンネルが自然発生的に生まれ、最終的には100を超えるチャンネルで多彩な交流が行われました。DIscordはSlackとともに社内でも実際に使われているツールで、参加者は本カンファレンスのDiscordサーバー上で、社内のコミュニケーションを追体験しました。
また、グループチャットに欠かせない絵文字は、社内Slackより人気投票で選抜されたよりすぐりの絵文字セットがDiscordサーバーに移植され、「たのしい」を大切にしているピクシブでの仕事のアクティブさを体験できるようにしました。
LOUNGE on DISCORDイベントの様子
毎営業日の夕方以後には、硬軟あわせた様々なイベントがDiscordサーバー上で行われました。
各プロダクトの責任者らがお送りしたプロダクトラジオや、エンジニアたちによる技術勉強会、同郷出身者のご当地トーク会や、一緒にイラストを描いたり、ゲームを楽しむイベントなどが催され、多くの参加者が集いました。
■イベント例:プロダクトラジオ
4月にDiscordに追加されたStage Channel機能を活用し、多数の聞き手に対してさながらラジオのようにプロダクトの生の声お届けする取り組みを行いました。
■イベント例:エンジニアクイズ大会
各プログラミング言語の仕様に基づく挙動をクイズ形式で解きあいました。
■イベント例:DJイベント
LIVE SESSIONで用いる自社開発の配信プラットフォームのテストを兼ねて、オンラインで一緒に音楽を楽しみました。
ライブセッションの様子
5月14日(金)18:00〜21:00にはキーノートとセッションからなるライブセッションを実施。社員約200名のうち約40名がスピーカーや司会として登場し、プロダクト開発における知見・組織文化をたっぷりとお届けしました。
ライブセッションは事前収録したキーノートおよびセッションを自社開発の配信プラットフォームでストリーミングし、Discord上でリアルタイムに感想のやりとりや、スピーカーへの質疑応答を行う形式で開催しました。セッション終了後も夜中までディスカッションが続くなど、多人数同時参加での濃密な議論で盛り上がりました。
キーノート
CTO、COOをはじめ各分野のリーダーから、ミッションの実現のために、どのような将来を目指し、何を考え、どのような取り組みを進めているのかをお話しました。
セッション
エンジニアリング、プロダクトマネジメント、UI/UXの3つのマルチトラック構成で、ピクシブのプロダクト開発についてお話しました。
タイムテーブルは下記特設ページよりご確認いただけます。
https://conference.pixiv.co.jp/2021/dev-meetup
PIXIV DEV MEETUPイベント概要
特設ページ:https://conference.pixiv.co.jp/2021/dev-meetup
Phase 1 LOUNGE on DISCORD
2021/4/26(月)〜2021/5/31(月)
ピクシブのメンバーと交流できる場としてDiscordサーバを用意し、期間を通して招待した参加者とメンバーとで交流したり、組織文化に触れられる小さなイベントを用意しました。
Phase 2 LIVE SESSION
2021/5/14(金) 18:00〜21:00
プロダクト、デザイン、エンジニアリングに関する知識を共有するライブセッションを用意しました。Keynoteをはじめとし、様々なセッションを通じて、ピクシブのプロダクト開発に関わるこれまでの取り組みについてメンバーからご紹介しました。当日のストリーミング配信のみで、後日の再配信やアーカイブの提供はありません。
AFTER EVENTS
2021/5/14(金)〜5/31(月)
セッション終了後もピクシブのメンバーと交流できる座談会をはじめとした小規模なイベントを開催。
■ピクシブ株式会社 https://www.pixiv.co.jp
所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5 JPR千駄ヶ谷ビル6F
代表取締役:國枝 信吾
事業内容:インターネットサービス事業
設立日:2005年7月25日