どんな就職活動をしていましたか?

北海道の大学に通っていましたが、面白そうなインターンシップにはぜんぶ参加したくて、「夏休みだけじゃ足りない!」となり、3年生の後期は大学を休んで上京してインターンシップに参加していました。半年で6社くらい。どこも、現役のエンジニアから学校では学べない実践的な技術が学べるので面白かったですね。でも、ピクシブのインターンシップはタイミングが合わず参加していませんでした。

ピクシブに興味を持つきっかけは?

絵を描くのが好きで、ずっとpixivのユーザーでした。でも、ピクシブという会社があることは知りませんでした。就職先として意識したきっかけは逆求人のイベントです。その前に友人がピクシブのインターンに参加して、すごく良かったという話も聞いていました。その話を逆求人の時に話したら縁につながり、上京した際にオフィスにも遊びに行くように。その後選考を受けて内定を頂いて、すぐに東京へ引っ越しをして、入社前の3月からアルバイトをしていました。

入社前からアルバイトをしたのは、理由があったのですか?

暇だったのと、早く会社に馴染みたかったという程度ですが(笑)。ただ、自分の夢に一番近いのはピクシブだと思っていました。就職活動を始めた当初は、エンジニアとして働ければいいくらいの感覚でしたが、ある企業の方に「君には夢がない」「僕は世界を変えたい」という話を聞いてハッとして、夢や目標について真剣に考えるようになりました。

どんな夢ですか?

私はサブカルも芸術も好きで、音楽を聴くことも美術館に行くことも好きです。「世の中に自分の好きなものが増えれば、もっと楽しくなる。好きなものをつくる人が増えればもっともっと楽しくなる」。クリエイターが増え、創作活動がしやすい環境が増えれば作品の数も多くなり、理想の世界がより早くやってきます。私はこれを「世界を加速させる」と言っています。このフレーズは最終面接で社長にも言って、共感してもらえたと感じています。

入社後はどのような仕事からスタートしましたか?

PalcyのAndroidアプリの開発です。Palcyは講談社さんと協業で開発しているマンガアプリで、Android版は入社時から私一人で開発しています。最近は、pixivコミックのAndroidアプリも担当するようになりました。Androidアプリ開発では社内の第一人者になることを目標にしています。

Palcyで今後、実現していきたいことはありますか?

エンジニアに頼らずに、出版社の方が自力でホーム画面を更新できる仕組みをつくりたいと思っています。作品のことを深く理解し、読者に何を伝えるべきかを日々考えているのは、編集者を始めとする出版社の方たちです。出版社の方がデータを見てスピーディーに施策を決められる環境をつくってあげたいと思います。また、ユーザーの方に対しては、より自分の好みの作品に出合いやすいアプリにしたいと思っています。

開発だけでなく、新卒社員の採用活動にも携わっていますね。

採用活動に興味があったので、入社してすぐ、採用チームに入れてもらいました。エンジニア採用の仕組みづくりなどをしています。人事とエンジニアのコミュニケーションを活発にして、より有意義な採用活動につなげられればと思っています。

採用に関わろうと思ったきっかけは?

思い起こせば、大学に入学した頃から人の成長に興味がありました。大学では、メタ学習ラボといって、学生に勉強の仕方を教える支援活動に参加していました。答えを教えるのではなく、学生と一緒に考えて、今後につながる学習方法を身につけてもらう学習支援です。その他にも、大学生にプログラミングを教えるイベントや、函館の小学生にプログラミング教えるイベントなどにも参加していました。今の仕事にも通じていますが、ものづくりを通して何かを表現する人、世の中にアウトプットしていく人を増やしたいという想いがあったのかもしれません。

入社して良かったと思うことは何ですか?

自分が好きなものとの距離が縮まったこと、好きなものをより楽しめるようになったことです。仕事を通して、作品が生まれる背景や、作家さんがどんな想いや行動から作品をつくっているのかが解るようになって、作品との距離も縮まりました。学生時代より、マンガなどを読む量も増えましたね。自分が好きな作品と出会える数を増やしたくてピクシブに入社したので、これだけでも大きな収穫と言えます。

好きな作品に会うために、心がけていることはありますか?

たくさん読むこと、たくさん見ること、たくさん聴くことです。ジャンル問わず、個展など面白そうなものがあれば、どんどん足を運ぶようにしています。面白いものやイベントなどの情報は、slackで共有して、すぐにキャッチできるようにもしています。

最後に、ピクシブという会社の魅力は?

個性の強い社員が多いこと、個性を会社で表現している人が多いこと、「これがめちゃめちゃ好きだ!」と発信している人が多いことです。有名なイラストレーターさんと一緒に作品を作っている人や、趣味のドール制作で名を馳せている人、お菓子作りが好きで会社でもお菓子を作っている人、コーヒーが好きで会社でコーヒーを淹れてみんなで楽しんでいる人たち、セグウェイで社内を走り回っている人たち、3Dのゴーグルを買って会社で試している人たちなど、いろいろな人がいます。ピクシブは、個性を表現できる会社、好きなことを「好き」と堂々と言える会社、好きなことと仕事を両立しやすい会社です。